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2018年10月21日 (日)

わが心のジェニファー

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 浅田治郎著「わが心のジェニファー」(小学館)が面白い。

 主人公ラリーは生粋のニューヨカーである。ラリーの彼女ジェニファー(ジェニー)はたいそうな日本びいきである。彼女にプロポーズしようとしたら、まず日本を見てきてほしいと云われ、旅先から感じたままの手紙を要求された。

 休暇をとって携帯とPCを持たず、2冊の日本ガイド書を手にして2週間あまり旅をする。

 最初、日本の航空会社の機内のことから始まる。日本のすばらしさを感じる本である。旅する新宿、新幹線、旅館、日本料理、京都、温泉、大阪、別府など、これまで感じなかった日本の特徴が述べられる。また、京都で会った彼女「マコト」や、温泉を旅する外人「スパーマン」とのつきあい、地下街で上流階級の少年「ジョージ」と母親との出会いなども面白い。

 最後、北海道でみる番いの丹頂鶴のダンスを手紙に書いて「僕と結婚してください」と云って終わる。

 日本人作家の本であるので、終には少し飽きっぽくなるが日本人である幸せを感じた。

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