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2011年9月 8日 (木)

動脈硬化ガイドライン2012

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日本動脈硬化学会は7月に札幌市にて第43回総会を開催した。

現2007年版ガイドライン(http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/doumyakukouka.html)の12年改訂に向けての概要が示された。

1)従来:患者の持っているリスク(高血圧、糖尿病、冠動脈疾患家族歴、喫煙、低HDLコレステロール)の数によって、治療に関わる血清LDLコレステロール(LDLC)の目標値を決めた。

改訂:米国ガイドラインなどを参照して、今後10年間に冠動脈疾患や心血管疾患を発症する頻度が20%、10%などと絶対リスクを根拠にした目標値にする。

この方法は医師、患者に理解されやすいが、米国での発症頻度は日本より高いので課題も残る。低リスク群でLDLCは160mg/dl以下であるのはこれまでと同じである。

2)改訂:慢性腎臓病(CKD)がリスクに追加される。

CKD(慢性腎臓病)

1,330万人の人が検査成績からCKD患者であると推測されている。その原因は、糖尿病、高血圧、血清脂質異常などである。

CKDの定義は尿蛋白が陽性、または腎糸球体ろ過率(GFR)が60ml/分/1.73m2未満のどちらかが3ヶ月以上続くとCKDと診断される。

CKDの病態は糸球体濾過率(GFR)の換算値eGFRから判別して5段階に分類されており、病態が悪化すれば血液透析をしなければならない。

eGFRは血清クレアチニン値を性、年齢から簡易的に計算される。 

参考資料:MedicalTribune, 44(35), 2011

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