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2011年9月

2011年9月23日 (金)

アルパコンサート

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アルパの演奏を初めて聴いた。アルパは南米アルゼンチンの楽器であり、ひとまわり小さいハープである。弦が37本であり、基本の楽器には半音がでないが、レバーの付いた楽器もある。

楽譜はないそうで、覚えたり、教えるのに苦労だろうね。グランドハープと違って爪で弾く奏法で軽い音であり、ラテンの音楽に欠かせないそうだ。

コンサートはアルパのデュオとギターの演奏であった。主演のかとうともこさんは名古屋で活躍されている。内容はラテン系の曲であるが、日本唱歌やクラシック曲のメドレーの演奏もあって親しめた。

2011年9月20日 (火)

糖尿病とインクレチン

Photo にら

2007年の厚労省調査で糖尿病を疑われる人890万人、否定できない人1320万人と云われる。主に生活習慣の乱れが原因である、2型糖尿病は大きな社会問題となっている。2型糖尿病の治療は生活習慣の是正であり、だめな場合に治療薬を使うことになる。

血糖値をコントロールするホルモンとしてインスリンとグルカゴンはよく知られていた。最近インクレチンというホルモンが話題になっている。血糖値が高いときに作用し、低いときは作用しない血糖依存性ホルモンである。

ハリソン内科学に胃手術を受けた場合、胃から小腸へ食物が急速に移動するので血糖の上昇と腸インクレチンの放出により過剰なインスリン反応を起こし低血糖(反応性低血糖)を誘発することが記載されている。

血糖をコントロールするホルモンはインスリン、グルカゴンに加えてインクレチンが加わることになる。

インクレチンは小腸から分泌されるホルモンであり2つのホルモンをさす。グルカゴン様ペプチドー1(GLP-1)とグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)である。血糖コントロール作用はGLP-1が強い。

作用は膵臓β細胞を刺激してインスイン分泌促進、膵臓α細胞を刺激してグルカゴン分泌を抑制し血糖値をコントロールする。その他、胃から小腸への食物移動を抑制する。中枢神経に作用して食欲を抑制する。

インクレチンは分泌後、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)によって分解されるので半減期は2-5分と短い。

最近、高血糖をコントロールする薬としてDDP-4を阻害する薬が開発され、2型糖尿病治療薬に用いられている。下に示すが薬物動態に特徴がある。腎臓から排泄する薬物は腎機能障害によって血中濃度が高くなるので投与量を調整しなければならない。

ジャヌビア(シタグリプチン、MSD):腎臓から未変化体として排泄

ネシーナ(アログリプチン、武田薬品):腎臓から未変化のまま排泄

エクア(ビルダグリプチン、ノバルテイスファーマ):代謝により排泄、腎臓から23%排泄

トラゼンタ(リナグリプチン、日本ベーリンガーインゲルハイム):糞中に未変化のまま排泄、腎臓から5%

資料:MedicalTribune, Vol44, (36), 8, 2011

2011年9月18日 (日)

ハイジの里

朝日新聞 9月17日(土) be on Saturday版 「うたの旅人」にスイス・マイエンフェルトが掲載された。

2008年、Lp(a)の研究で指導を受けたインスブルグ大学ウッターマン先生の退官記念パーテイに出席した折である。懐かしく思い出して、その時のことを綴った。

この旅行はインスブルグ大学滞在時に親しくなったコンスタンツェとワルターの世話になった。いま、彼らはスイス・チューリッヒ湖畔のラッパーズビルに住んでいる。彼女は岐阜大学に留学したことがあり、料理が得意で日本食もチャレンジできる。

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1)ハイジの里

ハイジの家があるマイエンフェルトはチューリッヒから約100km東にある人口2800人の小さな村である。

1974にフジテレビ系列で放送されたアニメ「アルプスの少女ハイジ」の舞台の村である。原作は1880年に発表されたヨハンナ・シュピーリー作の「ハイジ」である。

日本人に大変な人気があり、日本語の看板があった。ここで結婚式を挙げる人もいると聞いた。しかし地元にはあまり知られていない。ラッパーズビルから約60kmで車で連れていただいたが不便なところである。

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ハイジの家は小さく、中にハイジの家族のシーンが人形で再現されていた。羊が放たれ、付近にショップとレストランがある。

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ストラウブ・メデイカル

バングにある会社でワルターが勤める。動脈につまった血栓を取り除くカテーテルを製造している。

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会社の近くメルスは温泉が湧く静かな町である。かって、ワルターが単身で生活していた。

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2)ラッパーズビル

チューリッヒ湖湖畔にある人口24400人の小さく静かな町である。バラの町として知られている。

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駅付近の町並み

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3)チューリッヒ

スイス唯一の人口34万人の大都会である。

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4)セント ガレン

ラッパーズビルから北東50kmにあり、大修道院、教会、古写本で有名な図書館がある。

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5)アインジーデルンの修道院にある黒いマリア像

アインジーデルンはチューリッヒ湖の対岸にある町である。修道院には珍しい黒いマリア様がおられる。眺めていると、なぜか敬虔な気持ちになる。

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修道院の裏側は雄大な景色が広がる。

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6)ウッターマン先生の退官記念パーテイ

インスブルグ郊外の山にあるホテル・プラネッツエンホフにて教室員や卒業院生約50人が参加して行われた。

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先生はまだ教室にて研究を続けられるそうである。恵まれた環境におられる。先生夫妻と撮った。

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インスブルグ

インスブルグは人口12万人、標高574m、中世の面影を残す山都。

ラッパーズビルからインスブルグまで250km、車で行った。ワルターの弟クラウスは大学近くのインナーコフラー通りに住んでいる。ワルターと私たち夫妻を泊めていただいた。数十年経た建物であるが中は広く快適である。
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2334mのノルトケッテまでケーブルカーで行ける。16年前に変って最新のケーブルカーとモダンな駅になっていた。冬はスキーができる。旧市街にもモダンな建築があったが古いままの街並であって欲しい。
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ウッターマン先生の教室に勤めるアーノ宅を訪れた。郊外クラム通りに住んでいる。空港の北部に位置する静かな住宅街である。かって、知り合った日本人アヤミさん宅もこの付近である。

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2011年9月16日 (金)

駒ヶ根の旅

9月12、13日(月、火)に同窓生「朴の花会」で旅行した。

1)千畳敷カール

岐阜から中央自動車道経由で駒ヶ根ICまで約200kmである。菅平バスセンター駐車場に車を置いて、ロープウエイ乗り場、しらび平駅までバス40分乗る。そこから千畳敷カール2612mまで約7分でつく。気温は約20℃くらい。お花畑の見頃には遅いが、幾つかのお花を見つけた。

千畳敷カールの風景。左にロープウエイ駅でもあるホテル千畳敷が見える。

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ちんぐるま 開花時期は済んでいると思うが花が見れた。白いかれんな花が印象的である。
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「ちんぐるま」の花後は羽毛状になる。
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赤い「ななかまど」の実が美しい。

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いわつめくさ
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とりかぶと 根は猛毒性である。鎮痛、鎮痙薬とする。
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はくさんぼうふう
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やまははこ
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みやまあきのきりんそう

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2)光前寺と駒ヶ根高原美術館

天台宗光前寺をお参りした。参道の石垣に自生する「ひかりこけ」が珍しい。

近くにある美術館は静かで瞑想するによい場所である。

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庭園は文化財保護に指定されており美しい。

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3)かんてんぱぱガーデン

海藻「てんぐさ」を煮出して液を凍結、乾燥したものが「寒天」である。カロリーゼロであり、血清コレステロールを低下させるなど、その効果に注目されており、いまや健康維持としてブームになっている。

「伊奈食品」が広大な敷地に寒天製品を紹介して、美術館、レストランなども併設して、楽しく時間を過ごせるパークである。

「野村陽子植物細密画館」は見る価値がある常設美術館である。また、かんてんホールには青野恭典のフォト作品ギャラリーがある。喫茶室は静かでよい。

野村陽子植物細密画館

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4)養命酒工場

400年前、この地域に住んでいた塩沢宗閑翁が、雪の中で倒れていた老人を助けた。この老人が礼に薬用酒の製法を教えてくれたものが養命酒の起源という。

養命酒は環境にめぐまれた駒ヶ根工場で生産されている。訪れる価値はある。

工場敷地には「沐浴」、「山野」、「せせらぎ」の各コースが散策できる。

酒蔵を改装した記念館に50種の生薬の展示やショップがある。

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翁の像は工場敷地の一番奥にある。

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この地域は標高約700mであり気持ちが良い。また、訪れるに良い場所が多くある。

そば畑に白い花が一面に咲いていた。

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2011年9月11日 (日)

甲状腺ホルモン(FT4,FT3)と甲状腺刺激ホルモン(TSH)

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よく知られた病態で、甲状腺機能亢進症にバセドウ病、機能低下症に慢性甲状腺炎(橋本病)がある。いずれも、甲状腺ホルモンのバランスが崩れた状態である。

甲状腺はサイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3)を分泌し、身体の代謝をコントロールしている。このホルモンは下垂体前葉ホルモンの甲状腺刺激ホルモン(TSH)によってフィードバックで抑制される。

甲状腺ホルモンはタンパク質に結合していない遊離型FT4(T4の0.03%)、FT3(T3の0.3%)が作用を発揮する。検査技術の進歩により遊離型の測定が一般化された。

甲状腺機能の血液検査

機能亢進症:FT4↑、FT3↑、TSH↓

 TSHレセプター抗体:(+)バセドウ病、(-)亜急性甲状腺炎

機能低下症:FT4↓、FT3↓、TSH↑

 抗サイログロブリン抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体:

 (+)慢性甲状腺炎、(-)慢性甲状腺炎、その他の病態

バセドウ病と橋本病は自己免疫が本態であるので自己抗体の検査で鑑別できる。

橋本病は抗サイログロブリン抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体が一時的に甲状腺を破壊することがあり、機能亢進の状態になることがある。

T4、T3は分子中にヨウ素がそれぞれ4分子、3分子含まれる。血清コレステロールは機能亢進症で低値、低下症で高値を示す。

参考資料:週間医学界新聞, 2011.9.12、第2944号

2011年9月 8日 (木)

動脈硬化ガイドライン2012

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日本動脈硬化学会は7月に札幌市にて第43回総会を開催した。

現2007年版ガイドライン(http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/doumyakukouka.html)の12年改訂に向けての概要が示された。

1)従来:患者の持っているリスク(高血圧、糖尿病、冠動脈疾患家族歴、喫煙、低HDLコレステロール)の数によって、治療に関わる血清LDLコレステロール(LDLC)の目標値を決めた。

改訂:米国ガイドラインなどを参照して、今後10年間に冠動脈疾患や心血管疾患を発症する頻度が20%、10%などと絶対リスクを根拠にした目標値にする。

この方法は医師、患者に理解されやすいが、米国での発症頻度は日本より高いので課題も残る。低リスク群でLDLCは160mg/dl以下であるのはこれまでと同じである。

2)改訂:慢性腎臓病(CKD)がリスクに追加される。

CKD(慢性腎臓病)

1,330万人の人が検査成績からCKD患者であると推測されている。その原因は、糖尿病、高血圧、血清脂質異常などである。

CKDの定義は尿蛋白が陽性、または腎糸球体ろ過率(GFR)が60ml/分/1.73m2未満のどちらかが3ヶ月以上続くとCKDと診断される。

CKDの病態は糸球体濾過率(GFR)の換算値eGFRから判別して5段階に分類されており、病態が悪化すれば血液透析をしなければならない。

eGFRは血清クレアチニン値を性、年齢から簡易的に計算される。 

参考資料:MedicalTribune, 44(35), 2011

2011年9月 6日 (火)

食改勉強会

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岐阜県食生活改善推進員協議会(食改)の勉強会に参加した。

 場所:市民健康センター調理室

 テーマ:防災にちなんだ備蓄食品の調理

写真上左から

 1)さんま缶の酢のもの:ボウルに酢、砂糖、わかめ、さんまとあえる

 2)洋風おから:ベーコン、たまねぎ、しめじ、にんじんを粗みじん切りにする。

           フライパンで上の材料をよく炒める。

           おから、牛乳を加えさらに炒める。

           塩、こしょうで味付けして水分がなくなったら盛りつける。

写真下左から

 3)ツナ入りご飯:炊いたご飯にツナ、醤油、炒りごまをまぜる。

 4)大根もち:小さく切ったしらす、大根おろし、ねぎをあわせておく。

        白玉粉(餅米粉)を混ぜて練る。

        フライパンに油を引いて広げて焼く。

        砂糖、醤油を塗って食べる。

 5)きなこビーンズ:

        鍋に砂糖、水を入れて大豆を加える。糖液が茶色になるまで加熱する。

        きなこをまぶす。

 4,5)は簡単に作れる子供おやつとして紹介された。

 非常食ということでもあって、簡単にできたが、味は少し足らない感じであった。

 

 防災として

1)缶詰、水、乾パンなど3日分は備えておく。

2)長期保存可能なレトルト食品を買い置きしておく。

3)ライフラインが止まったとき、カセットコンロなど準備しておく。

買い置き食品は賞味期限が切れる前に新しいものに取り替える。

たんぱく質、ミネラル、ビタミン不足になりやすいので注意する。

食品衛生に注意する。

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