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2011年9月11日 (日)

甲状腺ホルモン(FT4,FT3)と甲状腺刺激ホルモン(TSH)

Photo_13 アベリア

よく知られた病態で、甲状腺機能亢進症にバセドウ病、機能低下症に慢性甲状腺炎(橋本病)がある。いずれも、甲状腺ホルモンのバランスが崩れた状態である。

甲状腺はサイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3)を分泌し、身体の代謝をコントロールしている。このホルモンは下垂体前葉ホルモンの甲状腺刺激ホルモン(TSH)によってフィードバックで抑制される。

甲状腺ホルモンはタンパク質に結合していない遊離型FT4(T4の0.03%)、FT3(T3の0.3%)が作用を発揮する。検査技術の進歩により遊離型の測定が一般化された。

甲状腺機能の血液検査

機能亢進症:FT4↑、FT3↑、TSH↓

 TSHレセプター抗体:(+)バセドウ病、(-)亜急性甲状腺炎

機能低下症:FT4↓、FT3↓、TSH↑

 抗サイログロブリン抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体:

 (+)慢性甲状腺炎、(-)慢性甲状腺炎、その他の病態

バセドウ病と橋本病は自己免疫が本態であるので自己抗体の検査で鑑別できる。

橋本病は抗サイログロブリン抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体が一時的に甲状腺を破壊することがあり、機能亢進の状態になることがある。

T4、T3は分子中にヨウ素がそれぞれ4分子、3分子含まれる。血清コレステロールは機能亢進症で低値、低下症で高値を示す。

参考資料:週間医学界新聞, 2011.9.12、第2944号

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